お知らせ

お知らせ日本冒険遊び場づくり協会からのお知らせです

報告:〔東京〕新宿プレイパーク協議会 子ども・子育てを考える講演会

報告:〔東京〕新宿プレイパーク協議会 子ども・子育てを考える講演会

企画名 :冒険遊び場って何?

実施日時:2012年11月29日(木)10:00-12:30

実施場所:戸塚地域センター5階会議室1

依頼元 :新宿プレイパーク協議会

http://shinjyuku-pp.jimdo.com/

担当者 :関戸まゆみ(当協会理事)

実施内容:講演会

参加人数:大人20名

依頼元および担当者の報告は下記「続き・・・」をご覧ください。

■依頼元 新宿プレイパーク協議会 入江さまより

今回の講座ではプレーパークをまだ知らない方、知っていてもその成り立ちなどの話を聞いたことがない方に

日本の冒険遊び場の成り立ちを知ってもらい、冒険遊び場が何を目指すのか理解してもらうことがねらいでした。

 当日参加者20名のうち、プレーパークを知らない方は1名、新宿でプレーパーク活動に関わって日が浅い方12名、プレーパーク3年以上の実践者7名、という構成でした。感想からも今回のねらいはある程度達成されたと考えられますし、関戸さんが長年冒険遊び場に関わってこられた実践の重みが参加者に伝わったと思います。

感想○プレーパークの歴史や戸山以外の活動の話が聞けて大変勉強になりました。

○日本でのプレーパークがはじまった当初の様子や思いを、分かりやすくお話しして頂けて、とても有意義な時間を過ごせました。

○冒険遊び場が、たくさんの人の気持ちや行動によって、全国に広まったことが良くわかった。

○都会の中でこそ、プレーパークの役割は大きいと思った。

○「自分で決断できる時間が大切」「子どもの遊ぶ力を信じ、見守ることが大切」など、自分自身の子育てにも通じる言葉がたくさんあり、ハッとさせられた。

○白銀公園でのプレーパークは、発達途上かもしれないけれど、頑張っていければと思った。続きのお話を聞きたい。

○決断するための時間も大切。じっくり、ゆっくり、たっぷり、も大切だなと思いました。

○こどもが作った危なっかしい木切れの建築物にのって遊んでいたり、火をつかって遊んでいたり、近所のおじさんが

木工を見守っていたり・・・そんなプレーパークとは、というような基本的な話や映像を見せていただきましたが、簡単そうにみえて、実際戸山でできていないことがたくさん含まれていて、(不安定な建築物を見守れる?火も今年何度も使えない時期があり! いろんな年代の方に自由に関わってもらうのも難しい・・などなど・・・)う~んと考えさせられてしまいました。シンプルで楽しそうにみえる話や映像の向こう側には、それを実現していく関戸さんを含め多くの方の苦労があるのだろうなあと感じました。代表を長いことされていたときのことを、”何かあったらまわりの人が助けてくれるだろうと思っていた”という関戸さんの言葉に、やっぱり多くの人で遊び場を支えていくことが一番大切なんだとつくづく感じました。お話伺えて、とてもよかったです。

○関戸さんのお話は、私には知っているようであいまいだった日本でのプレーパークの成り立ちがよく分かりました。また、1人の女性が結婚して子どもをもってプレーパークに出会いそして世話人や代表として活躍するようになっていくその様子がとてもリアルに伝わってきました。羽根木への引越しや、時間の流れを、とても自然に感じることができました。何かを無理に進めてきたのではなく、子どもとの時間や子どもをとりまく環境の中、関戸さんご自身の生活の中で自然に取組んできた様子(仲間が広がっていく様子も)をとても素敵だなと感じました。

それから画像を見ながらの現場の様子では私たちでも「えーっ?!怖いなあ。こんなこと黙ってやらせてあげられるかなあ…」という場面もあり、改めて“見守る”ことの意味を考えさせられました。

○親も子も、他の子に助けてもらって…お母さんが、他の子に助けてもらう!素敵さ。プレーパークは助けてもらっ

ていいんだよ、という場所ですよね。

○遊びに来たからといっても、一人で本を読んだり、おしゃべりしたり、色々なことをして、遊ぶ場。自由、じゆう、ジユウ。したいようにできるって何かうれしいですよね。

○他人の子育てを見てると…あういうふうのもいいんだな…とか、子どもでも、色々な子がいることもわかっていい。子ども同士のかかわりを見たり、他のお母さんが子どもに接するのを見るのもいい。周りを見てると、色々見えるし、気持ちが楽になったりしますね。そういう場を大事にしたいと思いました。

○素敵なお話、プレーパークの歴史、関わって来た人々のお話…、いろんなことや人がいて、今のプレーパークがあるのですね。関戸さんや関わっていらした皆さんに感謝します。

○もしかして、親も、子も、プレーパークには…遊びに行く、でもプレイだけじゃない、何かを学ぶ、または習う。自由、責任、協力、たまに厳しさ、その、もとの優しさ、いろいろなことを。集まって…、わかり、気がついてくのかなと。

○プレーパークのおかげで、実は、自分の子どもの頃を思い出しています。いま、子どもたちの遊びは変わってきてるかもしれないけど、遊び心やいたずらな気持ち、人と一緒にいたいと…思える子どもたちの想いは、昔と変わってないなあとプレーパークにいる子を見るとわかります。昔、どろどろになったり、おたまじゃくしを自転車とばして見に行ったり、ターザン遊びに興じてた自分を思い出しています。

■担当者 関戸まゆみより

冒険遊び場の始まりから、日本でのひろがり、協会の成立ち、冒険遊び場の様子、

運営についてなどを、スライドを使って説明しました。

私自身が運営にかかわって知った事や、冒険遊び場での子育ての経験から、

冒険遊び場が子どもにとって、子育てにとって大事だったこと、野外の自然や

人との関わりがある環境が大切であることを話しました。

新宿区内の5つのプレーパークの連絡組織「新宿プレーパーク協議会」の企画だったので

参加者は新宿区内のプレーパークの運営に関わる人がほとんどでした。引き続き、他の

場面でも、応援していきたいと思います。