【講師派遣報告】福島県/地域の寺子屋推進セミナー【報告】福島県/地域の寺子屋推進セミナー
企画名 : 地域の寺子屋推進セミナー「子どもの体験活動の場としての地域の寺子屋」タイトル : 冒険遊び場の事例紹介
担当者 : 渡部達也
実施日時 : 2011年1月18日(火) 10:00~12:00(うち40分担当)
実施場所 : 福島県いわき市生涯学習プラザ
依頼元 : 福島県、福島県子育て支援連絡会議連合会
実施内容 : 冒険遊び場の事例紹介担当
参加者 : 45人
送信者 講師派遣報告
●福島県では、「地域の寺子屋」と名づけて、(1)知恵と経験がある方と、(2)次世代の主役である子どもやその親が、(3)地域の資源を活
用して、互いに交流する取組みを推進しています。
そうした中で、とくに子どもの体験活動の場として、福島県内ではまだ取り組まれていない「冒険遊び場」の活動紹介をしてくださいという依頼で
事例紹介をしました。
●事例紹介の前に千葉大学教育学部・明石要一教授が40分、子どもたちを取り巻く環境の変化と体験活動や遊びの大切さを40分、講義してください
ました。
●それを受けて、冒険遊び場と呼ばれる活動について、協会発行のパンフレット「ニッポンの子どもにもっと冒険を」をご覧いただきながら、紹介
をしました。
●続いて、全国各地にある冒険遊び場の一事例として、冒険遊び場たごっこパークの春夏秋冬の遊びの様子をスライドと映像を交えて、ご覧いただ
きました。
●特徴のいくつかとして、禁止・規制事項が取り除かれた遊び場であること、お仕着せのプログラムはなく、子どもたちが自分たちの発想で自由に
遊ぶ場であることなどを紹介。
●さらに、主催者からの依頼を受けて、冒険遊び場は単に子どもたちがワイワイ元気に遊ぶ場ということだけでなく、地域の中の居場所として機能
しているということについて紹介しまた。
●冒険遊び場たごっこパークで出会い、関わり続けている子どもたちのことを紹介しながら、なぜ、冒険遊び場が子どもたちの居場所になりうるの
かということをお話しました。
「たとえば、様々な課題を抱えやすい思春期年齢の子どもたちが、冒険遊び場に来ると乳幼児の良き遊び相手になっている。それは自分の存在価値
を確認する場となり、自分の居場所を見出すことにつながっているのではないか」
「遊びの中では、乳幼児に頼られる、誰かかに信頼されるという場面が生まれ、頼られた側の子どもたちも相手を信頼する。それが自分を信頼する
という自信につながっていく」
「数年前、イギリスの冒険遊び場が掲げているという”Better a broken bone than a broken spirit”(心が折れるより骨が折れるほうがまし
だ)というモットーに出会った」
「いろんな子どもたちと出会う中で、自分たちの活動の方向性にとてもしっくりと来る言葉だった」
「今、本当に心が折れてしまっている子どもたちが多い。そうした中で、冒険遊び場に限らず、福島県が進めている『地域の寺子屋』は、子どもた
ちを『見守り続ける』という地域の私たちにできる市民活動である」
「学校では教師から、とかく子どもたちが短所、欠点、苦手なことを指摘される。地域の大人は、子どもたちの長所、利点、得意を見守ってあげら
れる存在でありたい」
●受講者のお一人は、現在、公的なお仕事で取り組まれている事業の中に、冒険遊び場の視点を生かしたいと、2月に早速、冒険遊び場たごっこ
パークの見学にいらっしゃることになりました。
●また、別の受講者の方からは、ぜひまた、福島県でお話をしてくださいとメールをいただきました。
(依頼者からの感想)
事例紹介の前に、子どもの体験活動の重要性について、千葉大学、明石要一教授より講義があったため、その内容がより来場者に理解されたと感じる。DVDやTV取材の内容も織り交ぜ、子どもの居場所としての冒険遊び場の取組がより分かりやすく説明されていたと感じる。
事例紹介の後も、運営方法や子どもの接し方など質問も相次ぎ、セミナー終了後は有志による昼食会も実現した。福島県では、今のところプレーパークの開設はないものの、まず取組内容を伝えるという目的は達したと感じている。
【報告】福島県/地域の寺子屋推進セミナー
企画名 : 地域の寺子屋推進セミナー「子どもの体験活動の場としての地域の寺子屋」タイトル : 冒険遊び場の事例紹介
担当者 : 渡部達也
実施日時 : 2011年1月18日(火) 10:00~12:00(うち40分担当)
実施場所 : 福島県いわき市生涯学習プラザ
依頼元 : 福島県、福島県子育て支援連絡会議連合会
実施内容 : 冒険遊び場の事例紹介担当
参加者 : 45人
送信者 講師派遣報告 |
●福島県では、「地域の寺子屋」と名づけて、(1)知恵と経験がある方と、(2)次世代の主役である子どもやその親が、(3)地域の資源を活
用して、互いに交流する取組みを推進しています。
そうした中で、とくに子どもの体験活動の場として、福島県内ではまだ取り組まれていない「冒険遊び場」の活動紹介をしてくださいという依頼で
事例紹介をしました。
●事例紹介の前に千葉大学教育学部・明石要一教授が40分、子どもたちを取り巻く環境の変化と体験活動や遊びの大切さを40分、講義してください
ました。
●それを受けて、冒険遊び場と呼ばれる活動について、協会発行のパンフレット「ニッポンの子どもにもっと冒険を」をご覧いただきながら、紹介
をしました。
●続いて、全国各地にある冒険遊び場の一事例として、冒険遊び場たごっこパークの春夏秋冬の遊びの様子をスライドと映像を交えて、ご覧いただ
きました。
●特徴のいくつかとして、禁止・規制事項が取り除かれた遊び場であること、お仕着せのプログラムはなく、子どもたちが自分たちの発想で自由に
遊ぶ場であることなどを紹介。
●さらに、主催者からの依頼を受けて、冒険遊び場は単に子どもたちがワイワイ元気に遊ぶ場ということだけでなく、地域の中の居場所として機能
しているということについて紹介しまた。
●冒険遊び場たごっこパークで出会い、関わり続けている子どもたちのことを紹介しながら、なぜ、冒険遊び場が子どもたちの居場所になりうるの
かということをお話しました。
「たとえば、様々な課題を抱えやすい思春期年齢の子どもたちが、冒険遊び場に来ると乳幼児の良き遊び相手になっている。それは自分の存在価値
を確認する場となり、自分の居場所を見出すことにつながっているのではないか」
「遊びの中では、乳幼児に頼られる、誰かかに信頼されるという場面が生まれ、頼られた側の子どもたちも相手を信頼する。それが自分を信頼する
という自信につながっていく」
「数年前、イギリスの冒険遊び場が掲げているという”Better a broken bone than a broken spirit”(心が折れるより骨が折れるほうがまし
だ)というモットーに出会った」
「いろんな子どもたちと出会う中で、自分たちの活動の方向性にとてもしっくりと来る言葉だった」
「今、本当に心が折れてしまっている子どもたちが多い。そうした中で、冒険遊び場に限らず、福島県が進めている『地域の寺子屋』は、子どもた
ちを『見守り続ける』という地域の私たちにできる市民活動である」
「学校では教師から、とかく子どもたちが短所、欠点、苦手なことを指摘される。地域の大人は、子どもたちの長所、利点、得意を見守ってあげら
れる存在でありたい」
●受講者のお一人は、現在、公的なお仕事で取り組まれている事業の中に、冒険遊び場の視点を生かしたいと、2月に早速、冒険遊び場たごっこ
パークの見学にいらっしゃることになりました。
●また、別の受講者の方からは、ぜひまた、福島県でお話をしてくださいとメールをいただきました。
(依頼者からの感想)
事例紹介の前に、子どもの体験活動の重要性について、千葉大学、明石要一教授より講義があったため、その内容がより来場者に理解されたと感じる。DVDやTV取材の内容も織り交ぜ、子どもの居場所としての冒険遊び場の取組がより分かりやすく説明されていたと感じる。
事例紹介の後も、運営方法や子どもの接し方など質問も相次ぎ、セミナー終了後は有志による昼食会も実現した。福島県では、今のところプレーパークの開設はないものの、まず取組内容を伝えるという目的は達したと感じている。