お知らせ

お知らせ日本冒険遊び場づくり協会からのお知らせです

【お知らせ】放射線と子どもの遊びについて(方針)

【お知らせ】放射線と子どもの遊びについて(方針)

東日本大震災にともなう原発事故からまもなく4年になります。

放射線の被害が大きい福島県を中心とした地域でも、昨年あたりより外遊びができる場所をつくりたいという地域の方の声が聞こえてくるようになり、また、東北オフィスのメンバーはプレーカーで外遊びの支援を始めています。

とはいえ、まだまだ「どこでも安全」と手放しで言える放射線量のレベルではありません。

この状況を受けて、屋外の遊び場を支援する際の協会としての方針を定めました。

この「方針」の骨子は、I)協会の考え方と、II)地域の方の主体性のもとに取り組むという姿勢、そして III)測定と測定された値をもとにした対応や公表といった構成になっています。

放射線への対応は困難ですが、避けて通れない環境に置かれた地域があります。

今後も協会はこのような地域の子どもたち、地域の方たちへの遊びの支援をも続けていきますので、みなさまにおかれましても、場合によってはこの「方針」の活用するなどをよろしくお願いいたします。

なお、末筆になりますが、この「方針」を決定するに当たっては、様々な方々にご尽力いただき、多くの議論が積み重ねられました。これまでの努力に感謝いたします。

また、東北オフィスでの実際の運用は以下のように行います。

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 「放射線と子どもの遊びについて(方針)」(以下「方針」)の運用は、

 同方針にも書かれているように、主催者(地域の方たち)の意向を尊重し、

 相談しながら行う。

 1.協会として方針を持っていることを主催者に知らせる。

 2.測定を行うか、行うなら誰がどのように行うか(測定者、機器、

  タイミングや頻度)を主催者と相談して決め、実施。

 3.測定を行う場合、測定値を誰にどのように伝えるかを主催者と相談して

  決め、実施。

 (主催者限定、利用者との共有、地域との共有などの共有範囲。

  聞かれた場合のみ答える、範囲を決めて配布する、掲示する、

  などの共有方法。)

 4.測定値に対応した具体的な活動は「方針」に沿って、主催者と相談して

  決め、実施。

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【参考資料】

(1)「放射線と子どもの遊び(方針)

(2)「測定・計算方法