【お知らせ】冒険遊び場の定義と定義に込めた私たちの思い(検討過程報告)冒険遊び場の定義
冒険遊び場は、すべての子どもが自由に遊ぶことを保障する場所であり、子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと、子どもと地域と共につくり続けていく、屋外の遊び場である。
2021年3月 特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会
定義を取りまとめるに至った背景
日本で冒険遊び場づくりの活動が始まった1973年からそろそろ50年が経とうとしています。これまで草の根で日本全国に活動団体が広がってきた歴史の中で、「冒険遊び場とは何なのか?」ということをとりまとめて定義づける大きな動きはつくられてきませんでした。
しかし、これまでは冒険遊び場づくりの理念に共感した実施主体によって運営されてきましたが、ここ数年で理念が十分に把握されないまま「プレーパーク」や「プレーリーダー」という呼称を使い様々な実施主体が参入する事例も見受けられる様になりました。
これらのことから、日本冒険遊び場づくり協会の会員はもとより、冒険遊び場づくりの長年の実践者、またこれから取り組みを始めようとしている方々から、日本冒険遊び場づくり協会として「冒険遊び場(プレーパーク)」の核となる理念を定義として示してほしいという要望をいただいておりました。
そこで、2019年度~2020年度の事業として会員参画で定義をとりまとめる動きをつくることとなり、下記にある様な定義検討の流れを経て、ここに公表の運びとなりました。
当会としては、日本の冒険遊び場づくりの持つ多様性が包括されつつ、子どもの利益を最大化して守ることができる表現となったことと自負しております。これからも「遊びあふれるまちへ!」を実現するための指針として、この定義が社会に広まることを願っています。
これまでの定義検討の流れ
~検討の議論が繰り返し行われる
2019.04.29:理事会にて定義検討の具体的な議論が開始
2020.03.17:会員に向けて意見募集
2020.04.30:意見募集締め切り
2020.06.13:意見募集であつまった内容をもとに運営委員会にて意見交換
2020.08.29:理事会にて中間報告
2020.10.12:冒険定遊び場の定義検討作業部会メンバーの募集
2020.11.07:第1回定義検討作業部会
2020.12.12:第2回定義検討作業部会
2021.01.09:第3回定義検討作業部会
2021.01.16:理事会にて定義が取りまとめられる(理事会承認)
2021.03.31:公表
定義検討作業部会メンバー
- 岡村恵子:当会地域運営委員
- 小林 中:駒沢はらっぱの会代表/当会N遊S編集委員
- 廣川和紀:一般社団法人プレーワーカーズ理事/当会災害対策委員
- 関山隆一:NPO法人もあなキッズ自然楽校代表理事/当会評議委員
- 中川奈緒美:NPO法人PLAYTANK理事長
- 関戸博樹:当会代表
- 嶋村仁志:当会理事
定義に込めた思い
- 遊びに来ても良い子どもを選ばないという点を、「すべての子ども」という言葉で表現しました。
- 「子どもが自由に遊ぶことを保障」という点をさらに補うため、「子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと」と加え、力強く表現しました。
- 「子どもと地域と共につくり続けていく」という表現に可変性と参加型を大切にしている遊び場であるという意味を込めました。
冒険遊び場の定義
冒険遊び場は、すべての子どもが自由に遊ぶことを保障する場所であり、子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと、子どもと地域と共につくり続けていく、屋外の遊び場である。
2021年3月 特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会
定義を取りまとめるに至った背景
日本で冒険遊び場づくりの活動が始まった1973年からそろそろ50年が経とうとしています。これまで草の根で日本全国に活動団体が広がってきた歴史の中で、「冒険遊び場とは何なのか?」ということをとりまとめて定義づける大きな動きはつくられてきませんでした。
しかし、これまでは冒険遊び場づくりの理念に共感した実施主体によって運営されてきましたが、ここ数年で理念が十分に把握されないまま「プレーパーク」や「プレーリーダー」という呼称を使い様々な実施主体が参入する事例も見受けられる様になりました。
これらのことから、日本冒険遊び場づくり協会の会員はもとより、冒険遊び場づくりの長年の実践者、またこれから取り組みを始めようとしている方々から、日本冒険遊び場づくり協会として「冒険遊び場(プレーパーク)」の核となる理念を定義として示してほしいという要望をいただいておりました。
そこで、2019年度~2020年度の事業として会員参画で定義をとりまとめる動きをつくることとなり、下記にある様な定義検討の流れを経て、ここに公表の運びとなりました。
当会としては、日本の冒険遊び場づくりの持つ多様性が包括されつつ、子どもの利益を最大化して守ることができる表現となったことと自負しております。これからも「遊びあふれるまちへ!」を実現するための指針として、この定義が社会に広まることを願っています。
これまでの定義検討の流れ
~検討の議論が繰り返し行われる
2019.04.29:理事会にて定義検討の具体的な議論が開始
2020.03.17:会員に向けて意見募集
2020.04.30:意見募集締め切り
2020.06.13:意見募集であつまった内容をもとに運営委員会にて意見交換
2020.08.29:理事会にて中間報告
2020.10.12:冒険定遊び場の定義検討作業部会メンバーの募集
2020.11.07:第1回定義検討作業部会
2020.12.12:第2回定義検討作業部会
2021.01.09:第3回定義検討作業部会
2021.01.16:理事会にて定義が取りまとめられる(理事会承認)
2021.03.31:公表
定義検討作業部会メンバー
- 岡村恵子:当会地域運営委員
- 小林 中:駒沢はらっぱの会代表/当会N遊S編集委員
- 廣川和紀:一般社団法人プレーワーカーズ理事/当会災害対策委員
- 関山隆一:NPO法人もあなキッズ自然楽校代表理事/当会評議委員
- 中川奈緒美:NPO法人PLAYTANK理事長
- 関戸博樹:当会代表
- 嶋村仁志:当会理事
定義に込めた思い
- 遊びに来ても良い子どもを選ばないという点を、「すべての子ども」という言葉で表現しました。
- 「子どもが自由に遊ぶことを保障」という点をさらに補うため、「子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと」と加え、力強く表現しました。
- 「子どもと地域と共につくり続けていく」という表現に可変性と参加型を大切にしている遊び場であるという意味を込めました。