お知らせ

お知らせ日本冒険遊び場づくり協会からのお知らせです

「埼玉県虐待禁止条例の一部を改正する条例案」に関する共同声明の発出について

IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部
代表 梶木典子
特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会
代表 関戸博樹

 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、私たちの団体の運営にご理解・ご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

さて、皆様もご存じのとおり、10月6日に埼玉県議会福祉保健医療委員会にて、「埼玉県虐待禁止条例の一部を改正する条例案」が可決されました。本件に関しては、可決直後から、埼玉県内の子どもの遊びに関わる団体、子育て支援団体、PTAなどから撤回を求める意見が多数寄せられ、10月10日には、取り下げられることとなりました。

IPA日本支部と日本冒険遊び場づくり協会では、本条例改正案が「子どもの遊ぶ権利」の侵害につながる内容でしたので、その懸念点について明らかにした共同声明を緊急発出しようと準備しておりました。

改正案そのものは取り下げられましたが、本条例改正に反対する意見の多くは大人の状況から述べられていましたので、私たちは「子どもの遊ぶ権利」や「子どもが遊び育つ」観点から声明を発出することに意義があると考え、共同で発出することといたしました。

両団体の会員の皆様におかれましては、埼玉県だけの問題ではなく全国各地でも起きうる事態であるという認識で本共同声明をご一読いただき、子どもを含めたすべての人々が地域のなかで安心して暮らしていける社会を目指して活動していきましょう。

敬具

「埼玉県虐待禁止条例の一部を改正する条例案」に関する共同声明.pdf