私たちについて

私たちについて私たちは全国の冒険遊び場活動をサポートします

代表メッセージ

特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会は「遊び あふれる まちへ!」の合言葉で、地域で子どもたちが自由に遊び育つ豊かな社会の実現をめざし、日本全国の冒険遊び場づくりを支援しています。

私たちは、子どもにとって、「遊ぶ」ということがしっかりと保障された社会を提案しています。それは遊ぶという自発的で主体性をもつ行為こそ、子どもにとっては社会に出てどう生きるかということの土台となっており、人の心身の育ちに直結しているからです。

現代は、子どもが子どもらしく遊ぶことがしにくい社会になってきています。少子高齢化による子どもの数の減少は、地域に「子どもの都合」をちりばめることが困難な状況を生んでいます。そのため、大人の都合で時間や空間は埋め尽くされ、街中に遊ぶ場所を探すことが難しい地域も多くあります。地方においてはその困難さは更に膨らみ、自宅の近くに同年代の子どもが住んでいないなど、子ども集団をつくることすらままならない現状です。

冒険遊び場づくりの取り組みは、地域の中に「子どもの都合」を守れる空間を創り出し、そこに子どもを介して親や大人も集う文化を醸成します。場ができることや、人の流れができることで、子どもたちはそこで仲間を探し、遊びを生み出すことができるようになる。そして、自らと自らのもつ力に向き合いながら育っていくことができるようになるでしょう。

未来をつくる子どもたちが元気に遊べる地域社会の実現は、子どもに日々関わる人に限らず、きっと多くの大人にとっても暮らしやすい社会です。

子どもが遊び育つことを応援しながら、「自分の暮らしは自分で切り開く」、「大人って最高に楽しい」、そんな風に考えられる大人が増えていくことを願いつつ、より一層多くの活動が子どもたちや大人たちの暮らしに届くための支援をマクロの視点でみつめ、全国各地の仲間たちや子どもたちのミクロの視点を大切にしながらともに進めて参ります。

行政のみならず、企業、団体、近隣領域で活動するみなさん、そして市民のみなさんはもちろん、より多くの方々と一緒に力を合わせて進めていきたいと思っておりますので、 ご協力、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表  関戸 博樹